エリック・カルメンの45年に及ぶキャリアを総括する2枚組ベスト・アルバムが発売になりました。
ラズベリーズ時代のヒット曲(全米5位「ゴー・オール・ザ・ウェイ」「明日を生きよう 」他)~ソロの名曲(全米2位「オール・バイ・マイセルフ 」全米11位「恋にノー・タッチ」他)~映画書き下ろし曲(全米4位「ハングリー・アイズ」88年映画「ダーティ・ダンシング」挿入歌) など、まさにキャリア横断的に、エリック・カルメンの生み出して来た数々の名曲が収録されています。
エリックのコンピレーション盤はこれまでにもいくつか出ていますが、特に今回は、音楽活動最初期、ラズベリーズ以前の幻のバンドThe Cyrus Erieの音源を初CD化。また、15年ぶりの新曲「Brand New Year」収録未発表ライヴ収録(1976年NY Bottom Lineでのライヴから「 Thats Rock ’N‘ Roll 」「Starting Over」、2005年ラズベリーズ再結成ツアーLAの House of Bluesでのライヴより「Ecstasy」などレア曲も収録されています。
加えて、今回採用された最新リマスターは、エリック本人が「「いままでと300%違う音になっている。聴けば驚いてもらえるはず」と語っているとおり、筆者も旧盤と聴き比べましたが、低音の豊かさや音の濁り等がすべて解消され、素晴らしい仕上がりになっています。
それでは、1976年全米2位。エリック・カルメンの代表曲「オール・バイ・マイセルフ(日本語対訳付き) 」をお聴きください:
中間部分は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18第二楽章をモチーフに。日本では1991年から1992年まで「トヨタ・ソアラ」、2003年から2004年まで「ダイハツ・コペン」のCMソングに使われました。セリーヌ・ディオンやフランク・シナトラなどによってカヴァーされている大名曲です。
⇒ エリック・カルメンのキャリア横断的ベスト・アルバム「エッセンシャル・エリック・カルメン」はAmazonでお求めいただけます:
<エッセンシャル・エリック・カルメン:曲目>
ディスク 1
01. Get the Message/ゲット・ザ・メッセージ (The Cyrus Erie) *
02. Go All the Way/ゴー・オール・ザ・ウェイ (Raspberries) (全米チャート5位)
03. I Wanna Be with You/明日を生きよう (Raspberries)
04. Let’s Pretend/レッツ・プリテンド (Raspberries)
05. Tonight/トゥナイト (Raspberries)
06. Overnight Sensation (Hit Record)/オーヴァーナイト・センセーション (Raspberries)
07. Sunrise/サンライズ
08. My Girl/愛しのマイ・ガール
09. All By Myself/オール・バイ・マイセルフ (全米チャート2位)
10. Never Gonna Fall in Love Again/ 恋にノー・タッチ (全米チャート11位)
11. Last Night/悲しきラスト・ナイト
12. Starting Over/素晴らしき再出発 (Raspberries)(Live1976) *
13. That’s Rock ‘N’ Roll/すてきなロックン・ロール(Live1976) *
14. Run Away/ラン・アウェイ
15. Love Is All That Matters/恋のすべて
ディスク 2
01. Boats Against the Current/雄々しき翼
02. Marathon Man/マラソン・マン
03. She Did It/愛をくれたあの娘 (全米チャート23位)
04. Nowhere to Hide/つらい別れ
05. Change of Heart/チェンジ・オブ・ハート(全米チャート19位)
06. Hey Deanie/ヘイ・デイニー
07. Desperate Fools/デスペレート・フールズ
08. Someday/サムデイ
09. It Hurts Too Much/悲しみTOO MUCH
10. Tonight You’re Mine/トゥナイト・ユア・マイン
11. The Way We Used to Be/あの頃の僕達
12. Hungry Eyes/ハングリー・アイズ(88年映画「ダーティ・ダンシング」挿入歌/全米チャート4位)
13. Make Me Lose Control/メイク・ミー・ルーズ・コントロール(全米チャート3位)
14. Ecstasy/君に首ったけ (Raspberries)(Live2005)
15. Brand New Year/ブランド・ニュー・イヤー(15年ぶり新曲)*(* 初CD化)
コメントを残す