レッド・ツェッペリンのリマスター・シリーズの販売を目前に控えて盗作騒ぎが勃発しました。
60年代の後半頃から活動していたアメリカのロック・バンド『スピリット』が訴えたもので、彼らの1968年のデビュー・アルバム「Spirit」の『Taurus』という曲のイントロが、ツェッペリンの『天国への階段』にそっくりというもの。
それでは聞いてみましょう:
むむむ、確かにこのアコースティック・ギターの下降していく部分は、誰もがみんな知っているあの『天国への階段』のイントロとクリソツと言えないこともないですね・・・。
Spiritの訴えによれば、彼らはこの曲を1967年の11月に録音、つまり、『レッド・ツェッペリン IV』の1971年のリリースの何年も前であるということ。さらに、1969年当時、二つのバンドはいくつかのロック・フェスティバル等で同じステージを踏んだことがあり、ツェッペリンはこの曲を聴いているはずだ、ということであります。
同バンドの創設メンバーでベーシストのマーク・アンデス氏は『ずっと以前から訴えているのに、ツェッペリン側からは一切無視され、最低限の感謝さえ示されない』とご立腹の様子で、今後予定される『レッド・ツェッペリン IV』のリマスターに当たって「共作者」として認知されない限り、同アルバムの販売は差し止めせよ、と訴えておられます。
実は、これはツェッペリンのコアなファンの間では既に有名な話なのですが、「リマスター」の発売を控え、また巻き起こったということなんでしょう。
まあ、ツェッペリンの盗作騒ぎは過去にも色々あり、本件もそれなりの解決が図られると思いますが、華々しい「リマスター・シリーズ」に水を差すような出来事で、ちょっと残念ですね・・・。
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